学びとはなにか?学びの本質を知るための6ステップ
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私は勉強が嫌いだ。机に座り教科書に書かれた問題を解く。子どもの頃の勉強とはそんなイメージだった。なので大人になった今でも勉強が嫌い。しかしインターネットの登場で子どもの頃にしていた記憶を主とするインプット型の『勉強』は意味を無くした。記憶していなくてもスマホがあれば何でも調べられる時代だ。むしろ今求められているのは行動を伴うアウトプット型の『学び』だと思う。
では、行動(アウトプット)型の学びとはなにか?それを紐解くには『学び』と言う意味を知る必要がある。意味を知るために、まずは『学び』を辞書で引いてみよう。
まな・ぶ【学ぶ】
1 勉強する。学問をする。
「大学で心理学を―・ぶ」
2 教えを受けたり見習ったりして、知識や
技芸を身につける。習得する。
「よく―・びよく遊べ」
3 経験することによって知る。
「苦労して人間のすばらしさを―・んだ」
4 まねをする。
「五月に雨の声を―・ぶらむもあはれなり」
提供元:「デジタル大辞泉」
もちろん『学び』の中にも『勉強する』と言う意味が含まれているが、注目したいのは『経験する事によって知る』と『まねをする』の部分だ。
まねをして経験する事によって知る
『学び』の語源は『まねる』と言う説がある。例えば赤ちゃんは正にそうだろう。最初はお母さんやお父さんのマネをして表情や感情や言葉を覚えていく。そのマネを幾度となく繰り返すことで『経験』となり『学ぶ』ことが出来る。
大人になると人のマネをする事に嫌悪感を抱く人も多いだろう。でも本気で学びたいのであれば自分より上手くやっている人のやり方を徹底的にマネするべきだ。自分のやり方など固執する必要はない。徹底的にマネする事で行動(アウトプット)型の学びの最短ルートに行ける。
なぜなら『まねる』と言う行為には『行動』が含まれているからだ。
まね【真▽似】
1 まねること。また、形だけ似た動作を
すること。模倣。
「ボールを投げる―をする」
2 行動。ふるまい。
「ばかな―はよせ」
提供元:「デジタル大辞泉」
学びの本質を知るための6ステップ
人はなぜ学ぶのだろう?それは学ぶ事で『成長』し自己実現をしたいからだ。この『成長』には成長の6ステップと言われるものがある事をご存知だろうか?実はこの成長の6ステップの中に『学び』の本質がある。
【成長の6ステップ】
第1段階 知らない ⇒ 知る
第2段階 知る ⇒ 分かる
第3段階 分かる ⇒ 行う
第4段階 行う ⇒ 出来る
第5段階 出来る ⇒ 共有する
第6段階 共有する ⇒ 在る
この6ステップを説明するために成長や学びに必要な『本』があると仮定して説明しよう。
第1段階 知らない ⇒ 知る
自分の成長に必要な本の存在を『知らない』ところから『知る』ことが第1段階だ。本の存在を知って読むことで『この本を知っている』状態になる。【プログラムの書籍を読んだ】
第2段階 知る ⇒ 分かる
次は本を読んで知る事が出来ても、理解(分かる)事が出来ないと第2段階の成長に繋がらない。理解(分かる)ためには何度も本を読む必要があるかも知れない。何度も本を読み理解することで『この本を分かっている』状態になる。【プログラムを読むことが出来る】
第3段階 分かる ⇒ 行う
大抵の人は本を理解(分かる)したところで終わってしまう。この第2段階と第3段階の間には高い壁がある。成長するには分かるだけではダメなのだ、実際に行うことで初めて自分の成長に繋がる。理解した事を行動に移すことで『この本で理解した点を行動に移した』状態になる。【プログラムが書ける】
第4段階 行う ⇒ 出来る
行動して上手くいかないと止めてしまう人がいる。その人は第4段階まで来ることが出来ない。行動して上手くいかないのは当たり前なのでポイントは、出来るまで行動することだ。実際に出来る様になることで『この本で書いてある事が実践出来る』状態になる。【プログラムをリリース出来る】
第5段階 出来る ⇒ 共有する
もしかしたら第5段階は日本人が一番不得意とするところなのかも知れない。出来る様になった事は誰かに共有する事で更に学びを深める事が出来る。誰かに共有する事で自分が足りなかった所が見えてきて成長に繋がるのだ。難しく考える必要はないブログで共有するだけでも良い。とにかくアウトプットする事が一番の学びとなる。共有することで『この本に書いてある事を人に教える事が出来る』状態になる。【プログラマーを教育出来る】
第6段階 共有する ⇒ 在る
この第六段階まで来ている人はそうそういないだろう。でも1度は見かけた事はないだろうか?この人と話すだけで色々と学ぶことが出来る。この人がアレをしているのであれば自分もマネしよう。そんな人と出会ったことはないだろか?この第6段階については意識してステップアップ出来るものではない。いつの間にか辿り着いている境地なんだと思う。
さて文章で長々説明してしまったが図解にすると以下のイメージだ。
つまり大抵の人が言う『学び』とは第1・2段階の"認知"の状態であり。記憶(インプット)型の『勉強』に過ぎない。しかし『学び』の本質は第3・4段階の"行う"と"出来る"の状態。つまり行動(アプトプット)型の学びが極めて重要なのだ。
学びを広めて、より良い世界にする。
更に学びを深めるためには第5段階の『共有する』ことが重要だ。共有する(伝える・教える)立場になる事で視点が変わり更なる成長につながる。そして共有することが誰かの気付きに繋がり、世界が少しだけ良い場所になるかも知れない。
実はそんなコンセプトで今新たな取り組みをしている。それが『学集共室CHALK(がくしゅうきょうしつチョーク)』だ。
学習は「学びが集まる」。教室の教は「共有する」と言う意味を込めて当て字を使っている。そしてCHALKは黒板に使うチョークだが、Chain(チェーン:連鎖)とTalk(トーク:話す)を合わせた造語で「人から人へ話し(学び)を繋げたい」と言う意味を込めて名付けた。
そんなCHALKのコンセプト。
誰もが人生から得ている学びを共有すると
誰かの人生が少し良くなるかも知れない。
次回で開催3回目を迎えるが参加者から大好評を頂いている。過去に開催したCHALKは動画で全て見ることが出来るので興味があるテーマがあれば是非見て頂きたい。それがあなたの気付きに繋がり、あなたの人生が少しでも良くなったら幸いだ。
そして動画を見るだけではなく、CHALKを生で聞きたい、CHALKで学びを共有したい人は是非連絡を下さい。
学ぶ(学集共室) | NUL-Live.com | ぬるスタ
さぁ。あなたも学びを共有してみませんか?
わーわー言うとりますが、あーっと言う間にお時間です。さよなら。