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2人の神様が語る成功の方程式【島田紳助NSC伝説の講義01】


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あなたは努力するのが好きですか?でも努力しても成功は出来ないだろう。そして逆もしかり才能だけあっても成功しない。努力と才能が正しく組み合った時に始めて成功に近づくのだ。

 

 

最近ある映像を見る機会があった。それは2007年3月12日に元お笑いタレントの島田紳助【あえて(さん)付けはしてません】が大阪NSC吉本総合芸能学院)で開催した特別講義を収めた映像だ。その講義では島田紳助は自身が培って来たノウハウや哲学を惜しみもなく披露している。

この映像は『紳竜の研究』と言うDVDに収められ、『自己プロデュース力』と言う書籍に収められている。 

紳竜の研究 [DVD]

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自己プロデュース力 (ヨシモトブックス)

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私はお笑いが好きで、今現在エンターテイメント業界に片足の親指ぐらい入れているにも関わらず、この映像の存在をしらなかった。恥ずかしい限りである。

自戒の意味も込めて複数回に渡り島田紳助(以下 伸介とします)の講義についてブログを書きます。

 

 

紳助がNSCに来たのは2回目である。

講義の冒頭に伸介はこんな風にNSC生徒に語り掛ける。

めっちゃ緊張してねん。こんなん25年ぶりだから。めっちゃ緊張してます。25年前にNSCが出来たときに第1回目の時に、こうやって1回だけ授業したことがあって。

僕とさんまと巨人が別々の日に授業して、テレビでも何度も言うた事があるけど、30人ぐらいにネタやってもらって。タコ焼き喰いながら聞いてた。

その後に僕とさんまと巨人が合う機会があって『どやった?』って聞いたら『1組だけやな』と。どんな奴とは言わなくても「ダウンタウン」と言うのは認識出来た。

 この話はお笑い好きの人ならご存知の方も多いだろう。伸介と松本人志がやっていた番組(松伸)で以下の様な話もしている。(抜粋)

伸介『(NSCに)行った行った。頼まれて行った。』

松本『漫才しましたよ。お兄さんの前で。ものすごい緊張しましたよ。全然見てくれてなかったでしょ?』

伸介『ちゃうよ。恥ずかしかったから下向いとってん』

松本『僕が一生懸命、浜田と2人でうわぁーーーって汗かいてやってたら、たこ焼き持って[フンフンフン]って言いながら(笑)カツオの粉が[フンフン]って飛ぶんですよ(笑)絶対この人見てはれへんわーって』

伸介『見てるよ!お客さんが大勢いたらいいけど、マンツーマンで漫才聞くって、なんか俺のために漫才しているみたいで照れくさいから下向いてたこ焼き食べててん』

松本『今は僕わかりますよ。そりゃ1人に向かって漫才されたら辛いですよ』

伸介『照れくさいから下向いとってん。でもちゃんと聞いてたよ。ほんで本人の前で言うもんやないけど、終わって帰って、さんまも巨人も終わって、3人で会話した時に「どやった?」「いや1組だけいいのいるな」「1組だけズバ抜けてるわ」って。んでブワって売れたやん?めっちゃ嬉しかってん。自分の目に狂いは無かったわって』

~~~ 略 ~~~

松本『それやったら。あの頃の僕をもっと褒めといて下さいよ。誰も周り言ってくれなかったですよ?そんなこと。坂田師匠だけですわ。僕ら漫才ブワーってやったら、部隊の袖でね、なんか(ながーい)ちょんまげのヅラかぶって先の方にリボンつけて、青鼻つけたまま(腕くんで)見てくれてたんですよ。そしたら「おまえら中々おもろいやないか」って(笑)「おまえの方がおもろいわ」って(笑)』

 タコ焼き食べてたのは照れ隠しだったんですね。でもそういう状況でも漫才をしっかり聞いて才能を探し当てるのはさすがですね。そんな1回目のNSCから25年ぶりに来た伸介がNSC生徒へ向けて最初に話した話は「努力と才能」についてでした。

 

伸介が伝えたかった努力の考え方と方法とは?

全て才能やで。世の中。何の仕事も。
わかりやすくいうと才能は0から5まである。努力も0から5まである。才能5の人間が5努力すると5×5=25で最高点の結果が出る。
ひょっとしたら、君らの中にも5の努力をしてないんちゃうか。やったつもりでも、間違った努力してるんちゃうかと。
もし間違っていて1の努力しかしてへんかったら、才能が3、4あっても、かけたら3、4にしかならない。そういう結果しか出てへん子がいるかもしれないからね。
だから、僕らが伝えられるのは努力の方法だけ

 全て才能だと最初に言い切っているが、これは後の講義で改めて話に出てきた所で理解が出来る。つまり才能がない場所で努力しても無駄、でも努力を5した人は他の場所(才能があるところ)で絶対成功すると言うこと。この努力を5もしたことない人は絶対どこかで後悔するし次に進めないと言う意味だ。(また詳細は別の記事で)

だから伸介は努力している人に正しい努力の方法を伝えているのだと思う。もしNSC生徒にお笑いの才能が無くても、努力の方法は他の場所でも行かせるからだ。

今でも伸介さんすごい努力してますね、って言われるけど、まったくしてないよ。ほんまに。嘘じゃなくて。

仲の良い掛布さんも同じこと言うねんで。虎風荘で寝る前に毎日500回バット振ってたと。だからミスタータイガースの掛布になれた。と言われる。『紳助さん、違うんですよ。プロなったら、毎日500回ぐらい全員素振りしてますよ。それ努力といえますかね』『努力ちゃうよな。俺も言われるよ。してないって。』

つまり意識の問題なの。

ここで伸介は一般の人が言う努力はプロにとって努力ではないと言っている。当たり前だと言っている。つまり『努力』を『苦労』だと思っている人は成功出来ないと言うことだ。努力に対してどう意識を持つか?そこが重要なのだ。

そしてここから具体的な正しい努力の方法に話が移る。

意味なく500回素振りしたら腕太くなるだけやで。
『掛布さんと同じように毎日素振する。』『みんな素振りしてるから一所懸命やる。』そんな筋トレと一緒やねん練習にならん。
やっぱ意識して、500回のうち1回1回をイメージして。ピッチャーがおって、それが誰で、何球目で、どう投げるか、イメージをして、意識して、1回振るのを500回繰り返してる人間と、一生懸命早よやろうと500回振ってる人間は違う。
僕らの努力もそうなんですよ。どう意識をもって、どうやる事が効率的で努力なのかと。

 野球に例えているが非常にわかりやすい。ただがむしゃらに努力をしても非効率だ。例えばブログを読み流している人と、ブログの内容が実際にどう使えるかをイメージしながら読んでいるする人では雲泥の差だろう。ブログを読むのは努力ではないかも知れないが、様は意識の問題なのである。

 

2人の神様が語る成功の方程式

お笑いの神様の伸介が提唱する方程式は『才能×努力=人生や仕事の結果』だ。同じような事を言っているもう1人の神様がいる『考え方×熱意×能力=人生や仕事の結果』そう経営の神様こと稲盛和夫だ。2人の考え方は酷似している。伸介が言う『才能』は稲盛和夫が言う『能力』だ。そして伸介が言う『努力』が稲盛和夫が言う『熱意』だ。

能力とは、頭脳のみならず健康や運動神経も含みますが、多分に先天的なものです。しかし、熱意は、自分の意志で決められます。この能力と熱意はそれぞれ0点から100点まであり、それが積でかかると考えると、自分の能力を鼻にかけ、努力を怠った人よりも、自分には頭抜けた能力がないと思って誰よりも情熱を燃やして努力した人の方が、はるかに素晴らしい結果を残すことができるのです。【以下URLより引用】

人生·仕事の結果=考え方×熱意×能力 | フィロソフィキーワード | 経営哲学 | 創業者 稲盛和夫

だが、稲盛和夫が言う『考え方(人間として生きる姿勢)』は、伸介の方程式には出てこない。しかし伸介が言う『努力に対する意識』とはまさに『考え方』の一部を表しているのではないだろうか?

 

どのぐらいの人が正しい努力をしているのだろうか?ちょっと前に芸人の小籔千豊アメトーークで語った『夢は叶わない』と言う内容がネットで話題になった。『世の中には「夢は叶うんや」的な歌が多すぎる。言うとくぞ子供、絶ッッ対叶わへんからな。』

これはネットで「正論すぎる」と言われた。小藪は芸人であり放送中のキャラもあって過激かつ極端に言ったと思う。伸介流に言わせると以下の内容の様になるのではないだろうか?

『才能ない奴は成功出来ない。だから夢に絶対はない。でも正しい努力をすれば別の場所で夢が叶うかも知れない。』

努力に対して正しい意識と方法をもって、いつか自分の才能と夢に出逢えるといいですね。

 

わーわー言うとりますが、あーっと言う間にお時間です。さよなら。