わーわーあー言うとります。

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人生の「賞味期限」が切れたって大丈夫。


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人生に賞味期限はあるのだろうか?それは間違いなくある。その期限を過ぎると人生を美味しく味わえなくなる時が必ず来る。

ネットで話題の以下の記事。ブログの著者は若干28歳の社長だそうだ。

 

現実を直視しながら理想を持ち続けることの難しさ、人生の「賞味期限」 | メタップス社長のブログ

 

調べてみると手掛けている事業がすごい。手数料無料の決済サービスspikeや人工知能を利用したアプリの各種分析サービスmetaps。こりゃすごい若者が日本にいたものだ。

少し長文ですがそこらへんのビジネス書を読むよりも学ぶ事や気づかされる事が多いので是非ご一読下さい。私よりも8才も下の方にこんなに感銘を受けるとは思いませんでした。やっぱり年齢って関係ないですね。

 

人生の賞味期限は後どのぐらいですか?

さて、この記事ですが目からウロコどころか魚一匹出てくるぐらいのインパクトがあります。彼のロジカルで絶妙な言い回しや、例えなど色々とご紹介したい所は山ほどありますが、やはり記事のタイトルにもなっている『人生の賞味期限』について触れていきたいと思います。

まず『人生の賞味期限』とは比喩であり無論人生に賞味期限などありません。死ぬまで生きる。それだけです。では彼が言う『人生の賞味期限』とはなにか?記事の中でこう定義付けております。

知識や経験があっても、エネルギーが枯渇してしまっていてはもう何かに挑戦しようとは思えなくなってしまいます。この「何かに挑戦できるエネルギーがまだ残ってる期間」を「人生の賞味期限」と私は呼んでいます。

つまり『挑戦できるエネルギー』が『賞味(食べ物人生のおいしさをよく味わって食べること)』と言う事です。この例えから見えるもう1つの側面は『挑戦する事が人生を味わう手段』だと言う事だと思います。

ではやはり挑戦する事に期限はあるのでしょうか?答えは『期限は無い』です。人間はいつだって挑戦出来る。世界に、そして何より自分自身に挑む姿勢は無くしてはいけません。その様な挑戦する姿勢がない人は人生の一番おいしい所を逃してしまう可能性があります。

しかし、彼が言うとおり人間が持つエネルギー量は決まっていると思います。加齢と共にエネルギーを消費して行くのも事実であり現実です。

私は『挑戦はいつでも出来る』というのは事実でないと思ってます。人の持つ「エネルギー量」は一生を通して同じではないからです。個体差は確かにありますが、エネルギー量は必ず時間と共に減っていくし、お金のように貯蓄できる性質のものでもないです。「生きる」ということはこのエネルギーを消耗していくプロセスと言えます。

挑戦する事に期限は無い。しかしエネルギーを消費したら挑戦出来る事は限られてくる。そうであれば賞味期限(エネルギーが)切れる前に大きな事に挑戦するべきだ。知識がない、経験がない、お金がない、時間がない。。。そう言っている間にもエネルギーは消費され、挑戦するエネルギーを消耗している人が多いからこそ、この記事は大きな反響を呼んだのだと思います。

 

人生の賞味期限が切れたらどうすればいいか?

自分自身に当てはめてみると起業したのが34才。いちばんエネルギーに満ち溢れていた20代は全て前職の会社に注ぎ込んできました。その事は後悔してないし、34才からの挑戦についても、もっと早く起業すれば良かったとは思いますが遅すぎたとは思ってません。つまり人生の賞味期限が切れる前に挑戦出来た側の人間かもしれません。

でも恐らく20代の自分から見れば34才は人生の賞味期限が切れている年齢だと思うはずです。

なにが言いたいかと言うと『人生の賞味期限は意外に長い』と言う事です。それは人によって足が速い生モノのような賞味期限の人もいれば、缶詰の様に長い賞味期限を保つ人もいます。

そしてなにより、20代は「生モノだから早くしなくちゃ」と思ってたけど、30代になると「いや薫製されてもう少しもつかな?」と思う様になるのです。これは40代になっても「まだいける」と思うだろうし、逆に言えばそう思って色々と挑戦しなくてはいけないのです。

彼が言うとおり"挑戦はいつでも出来るというのは事実ではない"です。挑戦出来る事は限られてきますが『人生の賞味期限が切れた』と思い挑戦をしないのは最悪です。人生を一番おいしく味わえるであろう『挑戦』と言うメインディッシュを50代、60代、70代になっても味わなくちゃもったいない。人生で得た苦味もしょっぱさも含めて挑戦すれば、また違う味わいになるかもしれない。だったら賞味期限なんか気にしないで挑戦しまくればいい。

 

それでも仮に『人生の賞味期限(エネルギー)が切れた』と言う人は大丈夫。賞味期限が切れても味が落ちるぐらいで、もしかしたら腐りかけの人生が一番美味しいかも知れない。

『賞味』ではなく『消費期限』が過ぎるまで人生を味わい尽くしてやりましょう。

 

わーわー言うとりますが、あーっと言う間にお時間です。さよなら。