わーわーあー言うとります。

「わーわー」書いて、世界を「あー」って言わせたい。

「負け様で勝つ」それが出来る芸人とマネージャーは強いと思う


スポンサーリンク

f:id:westwayagile:20140906231854j:plain

僕はお笑いが好きだ。

ドリフ、ひょうきん族ダウンタウンなど恐らく自分の人格形成に重要だと思われる時期にお笑いに浸ってきた。だからこそ芸人さんを敬愛しているし自身も芸人さんの生き様や考え方に影響を受けている。

笑いを取ると言うのはテクニック(芸)の1つだが、それが認知されるまでは芸人さんがバカな事をしたり言ったりして「笑われている」と思う人が多かったのだと思う。そこには緻密に計算された「見せ方」や「言葉」や「間」が存在するのだが素人にはそんな事を理解する術もない。

そこに一石を投じたのがダウンタウンだ。ダウンタウンは芸人さんが笑いを取る事がスキル的にもセンス的にもスゴイんだと言う事を色々な手段で世間に伝えて来た。

その結果、芸人さんは世間から一目置かれる存在となる功績を作ったが、その一方で芸人さんのスキル的(技術面)な部分だけを見て「俺も出来る」と勘違いしたセンス(芸術面)がない芸人を増やしたという罪もある。

 

お笑いは仕事に活かせると思う

僕はただのお笑い好きであり無論スキルもセンスもない。しかし数ある芸人さんから影響を受けてそのテクニック(芸)を仕事に活かして来た自負はある。

例えば「負け様で勝つ」はその1つだ。

 

この言葉はテレビ東京で放送されている「ゴッドタン」の企画で登場するキャバクラ上のあいなが南海キャンディーズ山里、アンガールズ田中、バナナマン日村3人のキャッチコピーを付けると言うお題に対して出した答えだ。(この言葉をチョイスしたあいなのセンスには脱帽です)

負ける事で勝つ事が出来る。この言葉は相反している様に見えるがそんな事はない。だって他人からみた勝ちと自分から見た勝ちの意味が違うから。

例えば仕事を誰か(プライドの高い優秀な社員など)に頼む時などは上司の立場を利用して「仕事だからよろしく」と頼むよりも「これ私だと力不足だ。君だったら出来るだろうからお願い出来ないかな?」とある意味では自分を蔑む形で依頼した方が上手くいく。

 

君はなにをもって「勝ち」とするか?

要するにバカなフリをあえてするのだ。そうすると「頼られてる」とか「私がいないとダメなんだな」と思ってくれる事で相手に対して違う角度から仕事への動機付けが出来たりする。

上司の威厳やプライドなどを振りかざして命令し仕事を期限内に終わらす事を「勝ち」だと思っている人は出来ない芸当だ。でも仕事の上で「勝ち」って仕事を終わらす事はもちろんだけど職場のみんなが気持ちよく仕事ができる状態が本当の意味で「勝ち」だと思う。それを達成出来るのであれば他人からみて負けだと思われてもどうでもいい。

もちろんバカなふりだけじゃダメ。バランスが重要だ。このテクニックって相手との信頼関係があって成立するのは言うまでもない。

 

負けても笑顔でいられますか?

負け様で勝った芸人が世間から認められるのも時間が掛かったのだと思う。だってテレビだとバカな所やダメな所だけを抜き出されちゃうから「この人は本当に実力があってやっている芸なんだ」と視聴者との信頼関係が出来るまでそりゃ時間がかかるわ。

「勝ち」とか「負け」とか所詮その人の価値観によるけど周りの目や世間体から「勝ち」を導きだす人は弱いと思う。「負け」ても笑顔でいられる人が本当の意味で「勝ち」なんだろうな。

 

わーわー言うとりますが、あーっと言う間にお時間です。さようなら。